心房細動を
みつけるには?
心房細動は不整脈の一種。その症状は個人差が大きく、早期発見は難しいという特徴があります。定期的に健康診断を受けることをおすすめします。
心房細動の症状は個人差が大きく、症状がない人から、
脈の乱れを自覚している人、突然倒れる人までさまざまです。
心房細動は「不整脈(脈が不規則になる状態)」の一種です。
その症状は個人差が大きく、まったく自覚症状のない人もいますが、
- 脈が飛ぶ
- 動悸がする
- 胸の苦しさを感じる
- 突然倒れる


心房細動の起こり始めでは、こうした症状は時々しか見られません。しかし治療せずに放置していると、心房細動による不整脈が長時間続くようになり、
- 胸の痛み
- 息切れ
- めまい
- ふらつき
こともあります。



自覚症状がないからと心房細動を
放置しておくのは危険。
突然倒れることもあります。
「脈の異常はたまにしかないから」、「異常があっても気になる症状はないから」と安心することはできません。
たとえ短時間の症状でも、心房細動が原因で突然倒れることもあるからです。
そして心房細動の状態が長時間続くようになった場合は、動悸や息切れが激しくなり、
疲れやすくなるなど日常生活に支障が生じるようになることもあります。
不整脈が心配な場合、脈の乱れをご自分で調べることもできます。脈の取り方を紹介したホームページや、不整脈を検出してくれるアプリなどがありますので試してみてはいかがでしょうか。

自分で脈をチェック
心房細動が疑わしい場合は、
自分で脈を調べる方法があります。

手首の内側で脈を測る
- ①手首を少し曲げた時にできるしわの位値に薬指の先が来るように、人差し指、中指、薬指の3本を当てる。
- ②親指のつけ根の骨の内側で、脈がよく触れるところを見つける(3本の指先を少し立てると脈が分かりやすい)。
- ③15秒ぐらい脈拍を触れて、間隔が規則的かどうか確かめる。
- ④不規則かなと思ったら、さらに1~2分程度触れ続ける。
<心房細動のときの脈拍>
・脈が弱い
・脈が不規則
・脈が数えられない
http://www.shinbousaidou-week.org/selfcheck.html 心房細動週間 心房細動を見つける方法
公益社団法人日本脳卒中協会 日本不整脈心電学会