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公益社団法人日本脳卒中協会 第一三共株式会社

心房細動の治療とは?

心房細動の治療は、血栓ができないようにする「抗凝固療法」と、不整脈を起こさないようにする「心臓そのものに対する治療」の2つに分けられます。

血栓を
予防する治療

心房細動を
軽減するための治療

心房細動を軽減するための
心臓の治療には、
「抗不整脈薬」や「アブレーション」があります。

心房細動は、心房内に流れる電気信号の乱れによって起きる「不整脈」の一種のため「抗不整脈薬」と呼ばれる内服薬で抑えることができます。

「抗不整脈薬」には
  • 心拍数を正常に調節する薬
  • 心房細動を停止させたり、発症を抑制させる薬
があります。

しかし、「抗不整脈薬」を使ったほうがいいのは、不整脈の症状が強くて、日常生活に支障がある場合のみです。

最近では、心臓の壁の一部を電気で焼いて小さなやけどを作ったり、凍結させることにより組織を壊死させ、心房細動の原因となる異常な電気信号の発生源を切り離す治療法(アブレーション)が行われるようになってきました。「アブレーション」治療が成功すれば、心房細動を完治させることができます。

心房細動を軽減するための
心臓の治療を受けている最中は、
生活習慣の改善や持病の治療を
心がけましょう。

心房細動に限らず不整脈の発症には生活環境が影響していることがありますから、まずは生活環境を見直して、不整脈の原因になりそうな要因、生活の乱れやストレスなどを取り除くことが重要です。

  • これらの持病がある方は、
    しっかり治療しましょう。
    • 高血圧
    • 糖尿病
    • 脂質異常症
    • メタボリックシンドローム
    • 腎臓のはたらきが悪い
  • 肥満の方は、体重を
    減らすようにしましょう。
  • 喫煙している方は、
    禁煙しましょう。
  • 飲酒する方は、
    禁酒を心がけましょう。
採血のイラストとタバコとお酒のイラスト

心房細動の
治療とは?